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こわい便秘と宿便
「便秘は一種の病気である」と私は考えています。今、日本では明治時代にあった一汁三菜の食生活と違って、西洋スタイルの食生活が普通となり、肉、ハム、ソーセージ、卵などが増えて、野菜が不足してきました。そのため、現代人は虚弱体質になり、胃腸の働きが弱まったり、消化吸収作用が妨げられたり、血液が汚れたり、血液が悪くなったりなど、腸内環境が変化してきています。
もしあなたが、便やオナラの臭いがくさい、下痢したり、便秘する、排便してもなにかスッキリしないで残便感があるとしたら、腸に異常をきたしていることになります。つまりこれは、一種の病気と考えられる訳です。
この様に便秘は問題ですが、もっと怖いのが宿便です。
しかし、宿便と言っても西洋医学や東洋医学では定義されていません。古来からの伝承医学で言われてきた日本独特の考えなのです。
この宿便とは、どういうものかといいますと、みなさんが生きてきた分、毎日食事をしてきた「カス」が腸壁(小腸は約6mと言われているが、生体として機能している時は約2.8mに収縮している。)のヒダにこびり付いたものなのです。
あなたは、今、日本人(約1億3千万人)は総半病人だと聞いたことがありませんか? それは、病気の人はもとより、普通に生活できている人でも、どこか具合の悪いところがあるということです。例えば、肩がこる、腰が痛い、胃の調子がすぐれない、疲れやすい、だるい、体力がない、花粉症、汗をかきやすい、汗が出にくい、むくみがある。
また、女性では、冷え性、頭痛、生理痛、生理不順、シミ、ニキビ、吹き出物などありませんか?
これらは宿便の停滞が原因と言われています。
また、心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病、高血圧、低血圧、動脈硬化やガン細胞の異常増殖(アメリカの研究によるとガン患者の3分の2は肝機能障害があると発表されている。)も原因は宿便の停滞だと断言する人もいます。
宿便は永年の排泄異常によって、その毒素が健康障害を招くと言われているのです。つまり、いろいろな病気の原因を作っている毒素を発生させているのが、宿便ということになります。
長年原因不明で、どこの病院に行っても改善されなかった症状が宿便を排泄したことによって、改善されたという話しはたくさん聞いています。
28年前になりますが、きれいになる(肌も、痩せてスマートになるもの)ためには、まず、「健康にならなければならない」と考えました。ということは自律神経が正常に働いていてくれればいい訳で、それには、食べた物を消化吸収する役目を果たしている腸壁のじゅう毛の隙間にこびり付いた宿便を排泄させればいい、ということに気付いたのです。
その結果、体質を変えられて太った人は健康体重になり、食事との併用を行えば、より痩せられるということになります。エステティックの仕事にたずさわって30年になりましたが、この考えは今でも変わっておりません。
太るということは、食べ過ぎやストレスだけでなく、食品に含まれている添加物、防腐剤、農薬、また車の排気ガスやダイオキシンなどの汚染された空気が少しずつ体内に入り込んで複合汚染され、腸内で毒素となって代謝の異常をきたすものと考えられるのです。
従って、この宿便を排泄することは、とても重要であるとつくづく感じます。