朝食は食べない分、カロリー減となり肥満防止、肥満解消の効果

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4章 肌をきれいにする心と体のケア
(1)インサイド・ケア|朝食は食べない

午前中は排泄器官が働く時間

朝食をちゃんととるべきか、あるいは抜いたほうがいいのか。こういう論争がありますが、朝食は食べないのがいちばんです。

「朝はパンとハム、コーヒーじゃなくちゃいや」なんて言っている人、いませんか。こうした洋食は繊維が少ないので便秘を引き起こす元にもなりますし、マーガリン(毒)を塗りたくったトーストばかりではいけません。

たしかにリノール酸は体にはいいのですが、その元がよくありません。若い女性の間では「朝食をとらないと、便意を催さないので便秘になりがち。朝食は欠かせない」という声も多くあります。

便意というのは、胃に食物が入ると脳に信号が行き、腸が蠕動(波のような動き)を開始することにより生じます。一種の条件反射のようなものであり、胃腸に入った食物が便を押し出すわけではないのです。

しかし、これは習慣の問題で、朝食をとらない習慣がつけば、空腹時に腸を動かすモチリンというホルモンが分泌され、腸は萎縮し、かえって便が出やすくなるのです。

私は朝食を抜くかわりにコップ一杯の青汁を飲んでいますが、これが朝食による条件反射にとってかわるようになるのだそうです。

体の生理からいえば、朝起きたときは、前夜食べたものが寝ている間に消化吸収されてカスとなった便が排泄される時間なのです。これを出す前に栄養物をとり入れると、腸内では消化しきれず、宿便がたまり、さまざまな病気を引き起こす原因となります。

朝は「食物をとって排泄をうながす」のではなく、「排泄を行なったのちに活動をはじめる」というのが生理的に正しい順序なのです。

朝、ガソリンが満タン状態のときに、さらに食事をとれば、体にとっては余分な栄養物をとり入れることになりますから、便秘やむくみの原因にもなります。

たとえ朝食を抜いても、昼食をドカ食いすることなく適量とれば、とった分は普通に消化吸収されます。強いていえば、午前中に胃腸を休ませたために消化吸収が高まり、効率よく吸収されるということです。

しかし、それも摂取したカロリー分は吸収されるということで、飢餓に備えていつもより栄養が身につくなどという、非科学的なことはありません。


昼にたっぷり食べても太らない

「朝食抜き」では、結果的に朝食をとらない分、カロリー減となり、蓄えた脂肪が確実に消費されることで、太るどころか肥満防止、肥満解消の効果が得られます。消化吸収がよければ排泄もよく、毒素もたまりにくいのです。

昼食にはボリュームある食事をとったほうがいいのですが、ダイエット中の方にはおそばがいちばんいいようです。そば粉には13%ものタンパク質が含まれ、またそば粉の必須アミノ酸には小麦粉に不足しているリジン、白米に少ないトリプトファンが豊富に含まれています。さらに食物繊維の含有率は約五%、白米の二・五倍もあります。

特に日本人に不足がちなビタミンB1、B2はお米や小麦粉の二倍。ルチン(毛細血管の働きを安定、強化させる)も豊富なので、動脈硬化や脳出血などの出血性の病気の予防効果があります。


最近では活性酸素を取り除き、老化を防ぐ性質があるともいわれています。しかしカロリーはそれほど高くないため、肥満が気になる方には特にお薦めです。ちなみにそば湯にはたくさんの栄養素が溶け込んでいるので、ぜひ味わってください。

逆に、カツ丼や天丼といった昼食を毎日とるのは問題です。揚げ物も使い古した油を使っているような店には絶対行かないことです。ちなみに、日本人はお米を食べるので、一回の排便量が世界一だそうです。1位の日本人300グラム、2位のイタリア人250グラム、3位のアメリカ人が170グラム。世界平均では150グラムだそうです。


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